
「背負う」にこだわったかばん

1950年に「かばんのまち」大阪市生野区でランドセルメーカーとして創業しました。
1970年代には大量生産に踏み切った時代もありました。
しかし「本当に良いランドセルをお客様に届けたい」という思いから、少数精鋭の職人による手作りの本革ランドセル作りに舵を切ります。
以来、流行を追わず、本革にこだわり、非効率ながらもすべての工程を自社生産しています。
そこには、手作りによる作り手の顔が見えるランドセル作りを追求してきた職人たちの想いが詰まっています。

ランドセルを背負った時のワクワクをもう一度伝えたい。
そんな想いから立ち上げたのが『IKUTA KABAN』です。
大人になっても初めてランドセルを背負ったワクワクを思い出させるような、「背負う」にこだわったかばんを作りたい、
という志のもと、長くお使いいただける製品づくりを続けています。

想いとストーリーが積み重なり
変化していくかばん
『IKUTA KABAN』がつくり出すのは、単に便利さとファッション性を提供するだけのかばんではありません。
普通のものが宝物になるように。
私たちの願いは、生田の歴史から誕生したこのカバンに、あなたの新しい想いとストーリーが積み重ねられることです。
人生のように、かばんもあなたと一緒に長い時間をかけて少しずつ変わっていきます。
そしていつしか、大切なストーリーが込められた特別なかばんになっていって欲しいと考えています。
そのために私たちは、長く使えること、スタンダードであることを大切にしています。上質な素材を使い、『IKUTA KABAN』とあなたが一緒に時間の流れを感じ取れる様なものづくりを届けていきます。

また、思い出が詰まった製品をより長く安心してお使いいただけますよう、専門の職人により修理させていただいております。
心を込めてできるだけの修理をさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください。

革へのこだわり
IKUTA KABANでは、革にもMade in Japanへの強いこだわりを持っています。
そのため、革の産地兵庫県姫路市で創業100年を越える国内有数のタンナー「株式会社山陽」が創り出すヌメ革を使用しています。

ヌメ革とは、昔ながらの製法でミモザなどの植物タンニンによって鞣されたナチュラルな革で、革本来の風合いや手触りを持っています。
さらに使い込むほどに味わいを増し、革ならではの経年変化を楽しめる革です。
中でもIKUTA KABANで使用するヌメ革は国内でも非常に数が少ない、とても貴重なものです。
ピット槽と呼ばれる植物タンニン溶液の入った槽に漬け込み、2週間近くの長い時間を使って鞣していきます。
ピット槽で鞣されたヌメ革は、より個性豊かで時間の流れを感じさせる、最も革らしい革とも言えます。
