旧山口久乗 | 人々に寄り添った音を楽しむ「高岡」銅器の金属工芸

祈りの道具は凶器に
なってはいけない

我々は阪神淡路大震災が起きてすぐ、支援の為に現場へ駆けつけました。
人々が平凡な日々を送った街が荒れ果て、
佛壇には燭台の針が〝グサグサ〟と複数にわたり刺さっていました。
その光景を見た時、
「祈りの道具が凶器になってしまっている。」
と感じ、我々は燭台の形や色、全てを0から見直しました。

山口久乗

それは今では「現代仏具」と呼ばれるようになりましたが、

決して「現代仏具づくり」をしてきたわけではありません。

「人の心に寄り添ったものづくり」をしてきた結果、

新しいジャンルが生まれました。

これからもその心がけで一つ一つ丁寧なものづくりに取り組んでまいります。

山口久乗

不思議なおりんの音

おりんの音は不思議です。
どことなくあたたかくやさしく、
何かにまもられているような感覚に包まれます。

良い音は人の心をおだやかな気持ちにさせます。
仏さま用としてだけでなく、
音を楽しむ楽器をはじめ、
くらしを彩る道具まで、
日々の生活に寄り添い、気持ち豊かにするおりんを
私たちはつくり続けています。

山口久乗

1/fのゆらぎ

自然界には波の音、小川のせせらぎ、滝の音、 風にそよぐ木の葉の音、 小鳥のさえずり、虫の声など、感覚的に 「心地よい音」が無数に存在しています。

それが「1/fのゆらぎ」のある音です。

 

それは音のゆらぎには 音の高低が揺らぐ「周波数ゆらぎ」と、

音の強弱が揺らぐ「振幅ゆらぎ」があり、

両方のゆらぎを起こしながら、

なおかつ「周波数の高い音ほど短い周期で 小刻みにゆらぎ、

周波数が低くなるにしたがって 長い周期でなくてはならない」という、

なんとも複雑な条件を満たした 特別なゆらぎだけに与えられる呼び名です。

聴く人の脳波にα波の増加が見られ、

リラックス効果があると科学的実験で確認されています。

山口久乗

Made in Takaoka

町の音風景

鉄道の駅舎で鳴る発車音、小中学校のチャイム、旧跡名勝地のりん鐘など、

私たちの住む町高岡では、伝統工芸高岡銅器のおりんの音が、

故郷の風景の一部になっております。

金属工芸では世界屈指の名産地「高岡」で、Made in Takaoka のものづくりに勤しんでいます。

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